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人類社会の進化史的基盤研究(1)について

期間:2005年度〜2008年度(4年間)

  • 研究会履歴一覧
(*印はゲストスピーカー)

2005年度
第1回 2005年5月29日
1河合香吏「本プロジェクトに関する趣旨説明」
2.本プロジェクトの学問領域的ひろがりに関する基礎的な了解事項の確認
(1)内堀基光「文化・社会人類学」
(2)伊藤詞子「霊長類社会・生態学」
3.研究会のすすめ方と今後の予定(全員)

第2回 2005年7月17日
1.黒田末寿「伊谷純一郎の霊長類集団の概念:何を求めて『集団』を見るのか、伊谷純一郎の学を例に考える」
2. 河合香吏「東アフリカ牧畜社会における隣接する『集団』間の関係とその舞台」

第3回 2005年11月5日、
1.北村光二「東アフリカ牧畜民における『集団』—サンブルとレンディーレの境界に生きる『アリアール』」
2.今村仁司「人間的に特有なもの---自然から文化への移行点」

第4回 2005年12月3日
1.梅崎昌裕「人類生態学にとっての『集団』について」
2.中川尚史「霊長類における『集団』の機能と集団間関係」

第5回 2006年1月9日
1.大村敬一「イヌイトの社会=自然哲学−カナダ・イヌイトの道徳=倫理観からみる集団、関係、言語、知識−」
2.早木仁成「霊長類の社会的な遊びをめぐって」

第6回 2006年2月6日
1.田中雅一「連帯理論再考——スリランカ・タミル漁村の交叉イトコ婚をめぐって」
2. 曽我亨「牧畜民ガブラからみた近隣牧畜民」

2006年度
第1回(通算7回)2006年4月29日
1.足立薫「混群における棲みわけと社会」
2.西井凉子「関係を生きる—ムスリムと仏教徒が共住する南タイの日常的実践の場から」

第2回(通算8回) 2006年7月21日
1.伊藤詞子「離合集散するチンパンジー—マハレの事例から」
2.寺嶋秀明「集団と平等性」

第3回(通算9回)研究会 2006年11月23日
1.船曳健夫「人間関係の場と構造—集団の成立について」
2.*西田正規(筑波大学)「平和力の人類史」

第4回(通算10回) 2006年12月23日
1.*高畑由起夫(関西学院大学)「自他を劈さく時」
2.内堀基光「社会集団は『進化』するか?」

第5回(通算11回) 2007年1月27日
1.黒田末寿「ボノボ(ピグミーチンパンジー)の集団間の対立を解消するのは雌か幼型性か」
2.杉山祐子「離合集散する『村』びとをつなぐ呪いの記憶」

2007年度
第1回(通算12回) 2007年6月30日
1.河合香吏「まとめと展望」
2.北村光二「コミュニケーションの決定不可能性と創造的対処−『社会的なるもの』とはなにか?」

第2回(通算13回) 2007年7月22日
1.床呂郁哉「移動する集団にとって空間(場)とは何か?:スールー・ボルネオ周辺地域におけるサマ(バジャウ)人の事例から」
2.椎野若菜「ケニア・ルオの居住集団と居住形態の変遷からみるエスニックな「集団」の形成—近隣アバスバの「集団」のありかたと関連して

第3回(通算14回) 2007年11月4日
1.中川尚史「霊長類における社会構造と行動の種内変異−遺伝的変異をともなうか否か」
2.曽我亨「人類の進化史的基盤の考えかた:集団という現象にひきよせて」

第4回(通算15回) 2008年3月15日
1.大村敬一「社交としての生業−アフォーダンスをアメニティに変換するオートポイエーシス・システム」
2.足立薫「霊長類学における非構造と構造」

第5回(通算16回) 2008年3月30日
1.早木仁成「集団の形成と維持に関わる行動」
2.伊藤詞子「マハレのチンパンジーの社会と挨拶すること」

2008年度
第1回(通算17回) 2008年4月26日
1.今年度の年度計画(成果出版にむけて:全員)
2.*馬場悠男(国立科学博物館)「化石から探るホモ属人類の適応と拡散」
3.*青木健一(東京大学 大学院理学研究科)「進化理論から探るヒトの学習の特性」

第2回(通算18回) 2008年5月11日
1.黒田末寿「霊長類社会の平等原理と集団」
2.寺嶋秀明「サルの集団/人の集団,サルの平等/人の平等」
3.田中雅一「ネットワーク編成における誘惑と信頼—エイジェンシー論の視点から」

第3回(通算19回)2008年7月19日
1.杉山祐子「居住集団としての『村』と『我らベンバ』をつなぐもの」
2.全員「論集へ投稿する予定の論文の要旨と概要」

第4回(通算20回)2008年10月4日
1.床呂郁哉「集団形成と暴力—スールー海域世界における事例を中心に」
2.北村光二「『集団』現象の進化史的理解—システム/環境関係における2種類の集合的行為」

第5回(通算21回)2008年11月24日
1.全員「研究会の総括と成果論集執筆に向けたブレイン・ストーミング」